2011年10月18日火曜日

絵本のすすめ7-「おじいちゃんのごくらくごくらく」

   西本鶏介/作、長谷川義史/絵


   ゆうたくんはいつもおじいちゃんと一緒の「おじいちゃん子」。
なんでも、めんどうをみてくれるおじいちゃんが、ゆうたくんは大好きです。

   おじいちゃんがお風呂に入るときの口ぐせは「ごくらく、ごくらく」。ゆうたくんも、まねをすると、こころの中まであたたかくなりました。
  
   ある日、おじいちゃんは、こしが痛くなって、入院したまま、帰ってこなくなりました…。



    この絵本では、お年寄りを、ただ大事にするだけの存在ではなく、敬(うやま)うべき存在としてえがいています。
   ゆうたくんのおじいちゃんは、若いとき大工さんだったので、ゆうたくんに、手作りのおもちゃをたくさん作ってくれました。そんなおじいちゃんを、ゆうたくんは、いつも「すごい」とおもっていたのです。

  長い人生で培(つちか)ってこられたものにたいする敬意を忘れないで―敬老のほんとうの意味をつたえる絵本です。