2012年8月13日月曜日

映画のすすめ15-ドブネズミみたいに 美しくなりたい

     韓国の若手演技派女優 ペ・ドゥナ











  1995年に解散した伝説のロックグループ「ザ・ブルーハーツ」の名曲、「リンダリンダ」。

“ ドブネズミみたいに美しくなりたい   写真には写らない美しさがあるから
  リンダ リンダ リンダ リンダ リンダ…”

“ もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら そんな時はどうか愛の意味を知って下さい
 リンダ リンダ  リンダ リンダ リンダ…”

“ ドブネズミみたいに誰よりもやさしい  ドブネズミみたいに何よりもあたたかく
 リンダ リンダ リンダ リンダ リンダ…”

” もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら そんな時はどうか愛の意味を知って下さい
 愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない 決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ
 リンダ リンダ リンダ リンダ リンダ リンダ リンダ リンダ リンダ リンダ Oh… ”











   山下敦弘監督の「リンダリンダリンダ」は、この曲を文化祭で演奏することになった女子高生たちのコミカルな奮闘を描いた映画。ヴォーカルの韓国からきた留学生(ペ・ドゥナ)の歌もみずみずしい。恋や友情のエピソードも、自然で切なくて、いつまでも心に残る傑作です。

   90年代はじめ、「ザ・ブルーハーツ」の歌は、メッセージ性がつよく、歌詞も文学的に高く評価されました。
  とくに、「ドブネズミみたいに 美しくなりたい」(甲本ヒロト)の一句は、欺瞞に満ちた社会への告発として強い印象を残しました。