2012年8月22日水曜日

絵本のすすめ51-ちょいワル男は なぜもてる

ジャック・ガントス作 ニコール・ルーベル絵













   あくたれねこの ラルフは セイラの ねこでした。
   あくたれでも、セイラは、ラルフが すきでした。















 あるばん、うちじゅうで サーカスをみにいきました。…そこでも おおあばれをしてしまうラルフ。おこったおとうさんは、ラルフを サーカスにおきざりにして、うちにかえりました。














   ラルフは サーカスのにんげんに こきつかわれ どうぶつたちからも いじめられました。
   サーカスをにげだし まちを ほうろうするラルフ。
   セイラが さがしにきたとき、ラルフは ごみのばけつのうえに すわっていました。
   「まあ ラルフ、あたし いまでも あんたが だいすきなのよ!」と、セイラはいいました。
   セイラは とてもよろこんで、ラルフをだきしめ、ラルフの つめたいはなに キスしました。


   ラルフが いえにもどると おとうさんも おかあさんも よろこんでくれました。
   もう2どと あくたれは しまいと、ラルフはおもいました。でも…

   それからも、おかあさんが えびの ごちそうを つくってくれたときだけは、どうしても がまんできずに あくたれてしまうのでしたが。