2012年9月4日火曜日

絵本のすすめ52-パパが宇宙をみせてくれた
















   離れ離れにくらす父と子のせつなさを描いた名作「パパはジョニーっていうんだ」(絵本のすすめ24で紹介)。その絵を担当したのは、スウェーデンの人気イラストレーター、エヴァ・エリクソンです。
   エリクソンの絵をとおすと、悲しい出来事も、遠い過去の思い出のように、まあるく心に収まります。
   「パパが宇宙をみせてくれた」(ウルフ・スタルク作・BL出版)は、大好きなパパに宇宙のすがたを教えてもらう息子のお話。

   ある日の夕方、パパがぼくにいった。
   「ウルフ、いまから宇宙をみせにつれていってあげよう。おまえも、ずいぶん大きくなったからね」
   「それって、どこにあるの?」
   「ちょっと遠くさ」


   まちのなかや、野原をあるきまわるパパとウルフ。
   やっと見つけた宇宙とは…