2012年11月21日水曜日

脳みそに働きかけてみよ

私の大好きな水彩色鉛筆画家
鈴木周作さんの作品です














   衆議院が解散になった16日の夜。仙台市で、弁護士さんたちによる「『橋下維新の会』を考えるつどい」が開かれました。
   私が少し報告をさせて頂いたあと、参加者で活発な議論をしました。
   さすが弁護士のみなさん。私がお話しするまでもなく、改憲や弱肉強食の新自由主義をかかげる橋下「維新の会」の危険性や政治手法の欺瞞性はしっかり見ぬいておられました。

   問題は、どうやって彼らの台頭を阻止するのか。
   「共産党の出番だ」といってくださる方もいましたが、「民主党には裏切られたが、だからといって共産党に入れてもなあ」と、はっきりおっしゃる方もいました。

   まだまだ努力が足りない、とおもいました。

 









   それにしてもマスコミはひどすぎる。
   総選挙の対決軸は、護憲か改憲か、原発ゼロか温存か、TPP反対か賛成か、消費税増税中止か容認かなど明確。前者はわが党で、民主・自民・維新の会は全部後者です。
   さらに、三者は一蓮托生で、「右寄りタカ派の保守再編」に向かっています。古い自民党政治の枠内にいる連中なのです。

 こんなことは、いまの政治をきちんと観察すれば誰にでもわかること。にもかかわらず、連日マスコミは、この選挙戦を民主、自民、維新の会の「三大対決」、「三つどもえの戦い」として描き出し、本当の対決軸を隠そうとしています。

 今日、国会の廊下で会った、M新聞の若手女性記者に、「またマスコミがおかしな方向に誘導してるね」というと、「(連立や談合より)喧嘩してるほうが、面白いからじゃないですか」と、あまりに「軽い」返答。
 そういえば、橋下氏も同じような「軽い」ことをいっていたっけ…。
  『ボクは脳みそに働きかけるのではなくて、心に働きかけることに力を注いできた。一番簡単なのは、対決姿勢です。やっぱりバトルは本質的にみんな見ますよ』
   国民をバカにした言い草です。
 それにしても橋下徹という人は、堂々と人びとの「脳みそに働きかける」ということはできないのでしょうか。