2013年7月29日月曜日

ブログページが新しくなりました


新しいブログのアドレスは以下のとおりです。
よろしくお願いいたします。


http://mikishinoneo.blogspot.jp/

2013年6月13日木曜日

乱読のすすめ82-日銀の臨床実験


 








   マスコミの多くが、この間の株価や長期金利の乱高下を、日銀黒田総裁の「異次元緩和」の「副作用」だと表現しています。ほんとうでしょうか。

2013年5月28日火曜日

乱読のすすめ81-ごめんね、ミヨンソン

映画「バッチギ」 沢尻エリカさん










   維新の会・橋下徹氏の「慰安婦制度は必要だった」という暴言は女性の人権を侵害するだけでなく、男性全体をも貶(おとし)めるおぞましいものでした。同時に、かれの言葉の中に韓国の女性にたいする蔑視を感じました。

2013年5月27日月曜日

日銀よ我に返れ


若葉が萌える 北海道 星置緑地











   浮かれ調子の春気分が続いていましたが、長期金利が乱高下して、日銀の「異次元緩和」にたいする不安や疑念が少し広がってきたようです。
   しかし、これはまだ序の口。国債⇒株式への乗り換えは行ったり来たりの話ですが、日銀がギャンブルのような国債買い入れを続けるなら、国債そのものの信用が揺らいできて、本格的な金利上昇が始まることは避けられないでしょう。

2013年5月20日月曜日

絵本のすすめ62ーともだち













 
   今朝、東北新幹線で、『岩手日報』を読んでいたら、2011年3月11日、岩手県大船渡市で津波にのまれ行方不明になった東京都出身、北里大学海洋生命科学部三陸キャンパスの学生・瀬尾佳苗さん(当時20歳)と、同級生の話が載っていました。
   “…瀬尾さんの同級生5人は19日、瀬尾さんのアパート跡を訪れ、花を手向けた。「絶対忘れないからな」。大切な友に変わらぬ友情を約束した”。

   避難中の車椅子のおばあさんに手を貸しているのが目撃された瀬尾さんの最後の姿でした。

2013年4月20日土曜日

絵本のすすめ61-豹変する日銀マン…いまたいせつなことは













   「財政規律の緩みや日銀の資産劣化を憂い、日銀より日銀らしいと一目おかれる論客が共産党の大門実紀史だ」(日経新聞4月14日朝刊)
   かなしいかな、いまや「日銀より日銀らしい」が、ほめ言葉になってしまいました。

2013年4月16日火曜日

アジアの片隅で

わが青春の歌 吉田拓郎さん






   与党にもどれた嬉しさに、ついスキップしてしまう自民党議員。
   自分探しの旅に出たまま、帰ってこない民主党議員。
   … いったい国会どないなってるんや。共産党、もっと頑張らんかい。
     最近、そういうわが党へのお叱りと強い期待を感じることがおおい。

2013年4月10日水曜日

「禁じられた火遊び」を超えて―賭事師(かけごとし)黒田日銀どこへいく










 
  「株が上がった、上がった」と、株を持っていない人まで喜んでいる、へんな時代になりました。これはまさに「バブル」の熱気。
   日本銀行の黒田総裁(写真)が、大量の国債購入など「異次元金融緩和」を決めたことで、株高、円安がさらに進行。長期国債の金利が乱高下するなどの混乱もうんでいます。
   「異次元緩和」が発表される前の3月28日、参議院財政金融委員会ではじめて黒田総裁に質問しました。
   (大門)
日本共産党の大門でございます。黒田さん、良かったですね、今日は大体歓迎ムードで。
私はちょっと違うんですけれども。(場内笑い)。

2013年4月6日土曜日

インド人もびっくり










   先月、参議院ODA(政府開発援助)調査団(自民、民主、公明、みんな、共産の各党1名で構成)の一員としてインドに行ったとき、首都デリーにある国立ネルー大学で、日本語学科の先生や生徒さんたち20人くらいと懇談する機会がありました。

   1人の女子学生が私たちに「日本はこれから原発をどうするつもりですか?」と流ちょうな日本語で聞きました。

2013年3月28日木曜日

乱読のすすめ80-なぜ福島にロボットを送れなかったか

マービン・ミンスキー・MIT教授










   1979年、アメリカのスリーマイル島で原子力発電所事故が起きたとき、高い放射線量のため、誰も修復作業のために中に入ることができないという事態となりました。
   その翌年ひとりの科学者が、原発事故の現場など人間が立ち入ることができない場所で作業を行うため、リモコン操作で動かせるロボットを開発すべきだと提唱しました。「人口知能の父」とよばれる米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のマービン・ミンスキーさんでした。
   しかし、それから31年もあとに起きた東電福島第一原発事故ですが、事故現場に有効に対応できるようなロボットは開発されていませんでした。

2013年3月25日月曜日

乱読のすすめ79-人生すべて恋のごとし


馬場あき子 角川学芸出版












      花の色は昔ながらに 見し人の心のみこそ うつろひにけれ
                                元良親王
   (花の色は昔のまま変わらずに今年も咲いたが、ともに契ったあなたの心だけは、私から離れてしまったのですね)

2013年3月14日木曜日

なにが幸せかわからない

デリーのスラム街のこどもたち

 








   「インド人は時間にルーズで、約束を守らない」 「ビジネスでは付き合いづらい人たちだ」
   インドで仕事をしている日本人から異口同音にそういう話を聞きました。
   ひょっとしたら、むこうも日本人のことを「せっかちで変な人たち」とおもっているのかもしれません。

2013年3月6日水曜日

無縁仏












   自殺は、人の命に関わる 極めて「個人的な問題」である。
   しかし同時に 自殺は「社会的な問題」であり 「社会構造的な問題」でもある。
                 (NPO法人ライフリンク『自殺実態白書2013』より)

2013年3月5日火曜日

デフレって、ほんとう?

絵 鈴木周作さん









   1月に札幌の婦人集会でお会いしたある女性の方から「デフレだといわれても、物価が安くなっている実感がないのよ」といわれました。また被災地宮城県塩釜市の集まりでも「デフレどころかガソリン、灯油があがっている」という声が聞かれました。
  
   データ的には消費者物価全体は下がっているのに、なぜ私たちに物価安の実感がないのか。

2013年3月4日月曜日

乱読のすすめ78-古川美穂「ギャンブル大国ニッポン」










   私の質問や本ブログでもとりあげてきた日本でカジノ(賭博)合法化をめざす国会のカジノ議連(国際観光産業振興議員連盟)。安倍総理と麻生副総理はその議連の最高顧問でしたが、ほんとうに日本で賭博を解禁するつもりなのでしょうか。
  また維新の会の橋下徹氏は、異常なほど賭博解禁に熱心で、賭博場を含む統合型リゾートを大阪などに誘致するため、賭博場を合法化する法案をこの通常国会に提出するとしています。鳴り物入りで登場した維新の会が、最初に国会で提案する法案が賭博解禁法とは呆れてしまいます。

   賭博解禁はパチンコ問題にも関係し、日本の暗部と正面から対峙(たいじ)する問題です。それだけにこの問題にとりくむジャーナリストは少なかったのですが、新たに勇気ある女性ライターが登場しました。雑誌『世界』などに執筆してきた古川美穂さんです。

2013年3月3日日曜日

映画のすすめ20-歯をくいしばる子ら

映画「警察日記」の二木てるみさん










   きのう、羽田空港で、搭乗口ちかくにある待合席にすわっていると、前の席で小学3年生くらいの女の子が両親に叱られていました。5、6歳の男の子がそばで泣いています。お母さんが怒っている理由は、お姉ちゃんが弟の面倒をちゃんとみない、姉として自覚が足りないということ。お父さんも、弟が泣いているのはおまえのせいだとお姉ちゃんを責めていました。
   女の子は歯をくいしばって、涙をこらえています。
   なにがあったか知りませんが、親のうちどちらかはお姉ちゃんの味方になってあげてもいいのにとおもいました。

2013年2月19日火曜日

ドラゴン・タトゥーの男









   映画のすすめ(11)で、「ドラゴン・タトゥーの女」を紹介しましたが、先日、鳥取のビジネスホテルに宿泊したとき、本物の「ドラゴン・タトゥーの男」を見ました。

2013年2月11日月曜日

乱読のすすめ77-デフレよりもたちが悪い

絵 札幌の水彩色鉛筆画家 鈴木周作さん











   おととい、新大阪駅の書店で、安倍政権が誕生する以前から、今日の円安・株高の事態を予測していた面白い本を見つけました。「円安恐慌」(菊池真、日経プレミアシリーズ)です。
   「円安・インフレになったからといって、それが即、収入の増加をもたらすことはありません。収入が増えないなかで(輸入物価の高騰で)物価だけが上昇するわけですから、当然に生活は今以上に苦しくなります」

2013年2月5日火曜日

乱読のすすめ76-若者の自殺深刻化、「生きごたえのある社会に」

清水康之さん











   昨年の自殺者数は15年ぶりに3万人を下回ったが、依然として、1日平均70人超が自殺。とくに若者の自殺が深刻化している。若者の自殺は、日本社会にたいする三行半(みくだりはん)ではないのか--今日の読売新聞の『論点』で、NPO法人「自殺対策支援センター・ライフリンク」代表の清水康之さんが、若者の自殺について核心をついた意見をのべておられます。

2013年2月3日日曜日

乱読のすすめ75-コレキヨの恋文


小学館













   経済評論家の三橋貴明さんが面白い経済小説を刊行しました。
   現代の新米女性首相が昭和初期の大蔵大臣、高橋是清から、時空をこえて経済問題について指導を受けるというお話です。
   高橋是清のように「大胆な金融緩和」を今こそやるべきという論調には賛成しかねますが、現下のデフレ経済の解説書としてはわかりやすい。

2013年1月31日木曜日

金返せ










   東京駅ちかくの書店に立ち寄ったら、「新刊コーナー」に安倍晋三さんの『新しい国へ』(文春新書)が置いてありました。
   ざっと眺めてみると、安倍さんが2006年に刊行した『美しい国へ』に、5ページの新しいまえがきと、「増補」部分18ページを加えただけのもので、新刊というより、「改訂版」のたぐいです。
   こんなものをタイトルだけ変えて新刊で売り出すなど、一国の総理として恥ずかしくないのか。
すでに『美しい国へ』を買って読んだ人が、うっかり新刊だとおもってこの本を買うと、騙された気分になるのは必定。関西人なら、ひとこと、「金返せ」と言うでしょう。

2013年1月28日月曜日

絵本のすすめ60-うしろすがたのしぐれてゆくか










   絵本俳句のすすめ第二弾。「いろんな人の俳句 うしろすがた」(岩崎書店)。
   イラストレーター・のりたけさんの絵が昭和風。

2013年1月27日日曜日

じじ放談14-アベノミクスはだれのため?


じじん党・乙川議員(左)と
みんし党・甲山議員(右)








みんし党・甲山議員
「乙さん、政権復帰おめでとう。与党になれてよかったなあ。いまスキップしながら歩いてたやろ」
じじん党・乙川議員
「そやねん。つい、ウキウキしてしまうねん。今朝も孫と、お星さまキラキラ踊ってしもた」

2013年1月22日火曜日

乱読のすすめ74-卑怯な振舞をしてはなりませぬ











   NHKの大河ドラマ「八重の桜」はなかなかの人気のようです。
   幕末史が大好きな私にとっても、たまりません。

         武士(もののふ)の猛き心にくらぶれば 数にもいらぬわが身ながらも
                                                 (中野竹子)   
                                             
   幕末の会津戦争において、頑迷で無策な会津藩の重役たちとは対照的に、「婦女隊」など会津の女性たちの活躍は目を見張るものがありました。

2013年1月19日土曜日

絵本のすすめ59-Just simply alive














   日本の俳句をアメリカの絵本作家、エズラ・ジャック・キーツさんが絵本(偕成社)にしました。

   A day of spring;
   In the garden.
   Sparrows bathing in the sand

2013年1月16日水曜日

抱き合う父と子

絵 金井英明さん コロコロコロと











   いまから十数年前、ドイツに一か月ほど滞在した時のこと。
   フランクフルト中央駅で列車を待っていると、ホームの端で50代くらいのお父さんと、17、8歳の息子さんがいて、手を握り合っていました。息子が遠くの大学か仕事場へ旅立つのをお父さんが見送りにきている様子です。

2013年1月12日土曜日

乱読のすすめ73-反原発運動というものは

みすず書房














   今日は、札幌で原発問題の集会があり、私のほうから国会のうごきや海外の動向などふくめて情勢報告をしました。そのなかで、ご紹介したのが、ドイツの歴史家、ヨアヒム・ラートカウ博士の素晴らしい著書、「ドイツ反原発運動小史」です。

2013年1月6日日曜日

正月の座禅

…頭でっかちにならないように
(光文社新書)













   総選挙での後退が残念で、年末は意気消沈していました。
   正月の2日、テレビを見ていたら、元旦の朝に座禅をするお坊さんの姿が映し出されていました。深い瞑想に入り澄んだ気持ちになると、物事の本質が見えやすくなり、迷いのない一年が送れるとのこと。